甲賀市なら免許返納後でも安心!
地域の強い味方♪「コミバス」「コミタク」の世界
2021.05.26
ちょっとお出かけ……そんなときの必需品
甲賀市ってやたら広いですよね。
土山町大河原~信楽町朝宮なんて、下道だとガッツリ1時間かかります。
甲賀市にお住いのみなさんは免許をお持ちの方が多いので別段気にならないかもしれませんが、他地域……特に都会の方が甲賀市に来られたら、移動だけで一苦労。
駅前ならまだいいですが、前述の土山町~信楽町の移動なんてマジで半日がかりです!
そこで頼りになるのが公共交通機関。
特に、小分けした停留所網からきっちり出発してくれる「コミバス」「コミタク」と呼ばれるものは、ちょっとお出かけするときに意外と便利なんですよ。
そこで、今回は「コミバス」と「コミタク」にスポットを当ててみます!
普段は車しか乗らない、という方もぜひお読みください♪
いろいろな形状がある「コミバス」
コミバス=コミュニティバスは、市が業者さんに託して運行している地域住民の「足」となる公共交通機関。
どこからどこまで乗っても均一料金なので、安心して乗車できますね。
また、コミバスは路線によっていろいろな形状があります。
国道1号線を通る基幹路線は大型バス、住宅街を通るのは小型バスなど形も様々。
デザインもオレンジが鮮やかなバス、緑を基調にした落ち着いた印象のバス、はたまた忍者が描かれた”甲賀流忍者バス”など、バラエティに富んでいます。
乗り方はとても簡単。
最寄りの停留所で待ち、バスが来たら乗車。目的地が近づけば降車ボタンを押し、到着して降りるときに料金を支払う「あと払い」スタイルです。
バリアフリー対応バスもたくさんあり、まさに「市民の味方」といえますね。
2021年4月からインターネット時刻表に対応しました!
とはいえ、やはり都会と違うのはその本数。
路線ごとでばらつきはありますが、たとえば「数分に一本」のような頻度ではなかなか走ってません。
待つときは30分~1時間くらい平気で待ちます。
そこで、甲賀市のコミバスは2021年春から「インターネット時刻表」に対応しました。
スマホやパソコンで目的地までのルート検索をするときに、きちんと時刻表に対応した道順と乗車時間が表示されるようになりました。
これで、バス停に行くまで時間がわからず、結局バス停で待ちぼうけ……みたいなことはなくなりますね。
地味ながらも、ありがたい改善♪
そして、このコミバスは意外にも甲賀市内を走ってるだけではなく、湖南市まで足を延ばしています。
筆者もたま~にバスが乗りたくなり、貴生川駅から湖南市の三雲駅まで20分程度かけてバス旅を楽しんでいますが、バスに揺られるだけなので、自分で運転しているときは気づかない発見がいろいろあります。
三雲駅以外に下田エリアなども走っており、”ちょっとした小旅行”気分を味わえておすすめですよ。
市民でも意外に知らない「コミタク」
続きまして「コミタク」をご紹介!
コミタク=コミュニティタクシーは『タクシー車両を活用した公共交通』。
昔ふうに言えば”乗合タクシー”のようなもの、といえばわかりやすいかもしれませんね。
エリアごとに設定された停留所から目的地まで送ってくれる便利な乗り物です。
ただし、ご注意を!
コミタクは完全予約制なんです。
だから、事前に予約のお電話が必要なんです。
まずはタクシー会社さんに電話して「予約」を取りましょう。
エリアによってかける電話番号が違うので注意してくださいね。
電話がつながったら、「お名前」「電話番号」を伝えましょう。
お持ちなら携帯電話をお伝えになったほうが、何かの時に携帯に電話が入るので便利です。
次に、「利用する停留所」と「行先」、「到着希望時間帯」「人数」を伝えます。
この情報をもとに、タクシー会社さんが車の手配や運転手の確保をしてくれるんですね。
=予約電話番号=
●水口・土山 0748-62-0159
●甲南 0748-86-4181
●信楽 0748-82-1181
*2021年5月現在、甲賀エリアは運行がありません
これで「予約」は完了です!
しかし、コミタクはその名の通りみんなが使う乗り物。あとから予約をした人の停留所や行先によってはお迎え時間が変わってしまう可能性があります。
そんなときのためにも、なるべく携帯電話の番号をお伝えしておきましょうね。
ちなみに、コミタクの運行時間帯は8時台~18時台までの1時間ごと。
予約は乗車時間の1時間前まで受け付けているそうです。
予定がわかっているなら、早めのご予約がおすすめです♪
(お正月三が日はお休みですのであしからず)
高齢者や交通弱者のために
最後に、少しだけ真面目なお話を。
何を隠そう、このコミバスとコミタクの事業は『大赤字』。
その売り上げは、かかっている経費の約1/5……つまり、1000円経費がかかってるとすれば200円の売り上げしかないことになります。(令和元年度の場合)
これから少子高齢化に拍車がかかり、通学にバスを使う学生たちが少なくなると、さらに収益は悪化してしまいます。
だけど、地域の足としてコミバスを廃止するわけにはいきません。
ただでさえ”買い物難民”とよばれる高齢者が増え、地域によっては利便性に大きな差が出てしまっています。
少しでもその差を埋めるためにも、コミバスとコミタクの果たす役割は決して小さくありません。
そこで賢明なるこうかぽーたる読者のみなさまへお願いです。
地域の「足」を守るためにも、日々の生活の中で積極的にコミバス・コミタクを利用してみませんか?
自分がけがをしたとき、ご両親やおじいちゃんおばあちゃんが免許を返納したとき、頼りになるのは公共交通機関であるコミバスやコミタクです。
ぜひ一度、車のキーを家に置いてコミバス・コミタクに乗ってみましょう!
ひょっとしたら新しい発見があるかもしれませんよ。
≪バス運行・おとしものについてのお問い合わせ≫
滋賀バス株式会社 0748-72-5611
株式会社シガ・エージェント・システム 0748-66-1251
≪南草津土山線に関するお問い合わせ≫
株式会社シガ・エージェント・システム 0748-66-1251
≪コミタクに関するお問い合わせ≫
滋賀タクシー株式会社 0748-62-0159
*コミバス・コミタクの路線図ならびに時刻表は、各地域市民センターや公共施設、株式会社あいコムこうかに設置中です。
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