たまにはみんなでワイワイ遊んでみよう!
いま見直される「アナログゲーム」の世界 ~東大生も夢中にさせるその魅力~
2021.04.06
みなさんは「アナログゲーム」と聞いて何を思い浮かべますか?
「子どものころは人生ゲームを家族で遊んだなぁ」
とか、
「友だちとよくドンジャラやってたよね」
とか。
子どものころは、けっこうみんな遊んでるんですよね。
実は今、このアナログゲームがたいへんなことになっているんです!
アナログゲームとは、いわゆるスマホやパソコン、ゲーム機などを使わずに遊ぶ事ができるゲームの総称です。
広義でいえば、囲碁や将棋、麻雀にトランプだって「アナログゲーム」になります。
愛好家の方はコンピュータゲームとの差別化から「テーブルゲーム」などとも呼ぶこともあるとか。
このアナログゲーム、今にわかに注目を集めています。
それは『アナログゲームが学力アップに向いてんじゃね?』ということにみんなが気づき始めたから。
きっかけは、とある東大生がテレビ番組で口にした「いつもボードゲームで遊んでいる」という発言だったといわれています。
その後、東大生にはアナログゲーム愛好家がとても多いことがわかりました。
「アナログゲームに指先の技術は関係ない。戦略、戦術、想像力と計算力、交渉術まで駆使しないと勝てないものもある。毎回展開が変わるから何度遊んでも飽きない」
とある東大生の言葉です。
学問の最高峰・東大の門をくぐったひと握りのエリートたちが好んで遊ぶアナログゲーム……
どんなものか知りたくないですか?
そこで、今日は”いま遊ぶべきおすすめのアナログゲーム”をご紹介します!
簡単なものからじっくり遊べるものまでたくさんありますよ。
この楽しさ、一度ハマったら抜け出せないかも。
①ガイスター
8匹の「お化け」を取り合うチェスや将棋に似たゲームで、相手のお化けをすべて取ったほうの勝ちというシンプルなシステム。
ただ、お化けは青の「いいお化け」と赤の「わるいお化け」に分かれており、当然対戦相手からは色が見えません。相手の「いいお化け」を取れば勝ちですが、もし「わるいお化け」をすべて取らされると負けになってしまうので、相手の手の内を読むことが大切になります。
さらに、ボードの四隅にある相手側のエスケープマスから自分の「いいお化け」を脱出させても勝ちになるため、いかに「わるいお化け」を取らせるかも含めてけっこうアタマを使います。
とはいえ、ルールも簡単で小さいお子さんでも楽しめる「ガイスター」。
パッケージのわりにお化けの駒がかわいくて、ついつい遊んじゃいますよ。
②ウボンゴ
3~5マスでできた8種類のピースを使い、既定のカードのマス目に隙間なく埋めていくパズルゲーム。
パッと見は「テトリス」っぽくもあり、直感的に遊べるのもいいところ。
4人まで同時に対戦でき、ひとりでタイムアタックでも遊べます。
豪華仕様の通常版のほか、持ち運びに便利なミニ版はカードは表が3ピース、裏が4ピースで埋められるリバーシブル仕様で、子どもと楽しむときの難易度調整に役立ちます。
対象年齢は8歳以上となっていますが、4歳児でもバリバリ遊んでます。(*個人差があります)
③スコットランドヤード
気分はルパン!? 怪盗vs警察の息詰まる攻防!
一人は怪盗、それ以外は警察官となって、ロンドン中を舞台に華麗なる逃亡劇が描かれるスタイリッシュなゲームです。
怪盗が動くと目撃情報が寄せられるので、警察はそれを元に怪盗の居場所を推理して、怪盗を追い詰めていきます。
なお、怪盗はその視線を読み取られないように特製のサンバイザーを着用できるので、よりいっそうの背徳感と緊張感が味わえます!
警察の目をかいくぐり、怪盗は見事逃げ通すことができるのか? それとも、警察はその威信にかけて怪盗を逮捕することができるのか?
海外で数々のゲーム大賞を受賞している傑作中の傑作です。
ちなみに、本家イギリス版のほかにも日本独自にローカライズされた「東京版」もありますよ。
④モノポリー
振ったサイコロでボードを進んで止まった土地を買い、ほかのプレイヤーと交渉して土地を取引し、ホテルを建てて地価を上げ、止まったプレイヤーから通行料(宿泊料)をもらう、という”経済の縮図”のようなゲーム。
カードによる運不運もあり、序盤に臨時収入を得ることもあれば、いわれなき罪を着せられ監獄に送られることも。(監獄内でも通行料は受け取れるという現実を風刺したシステムがユニーク!)
ゲームが佳境になると、ボードゲームなのにサイコロを振りたくないという本末転倒な展開に。(笑)
赤字覚悟で早めにホテルを建てるか、時間をかけてじっくりと地価を上げるのか……戦略が勝敗を大きく左右します。
なお、このゲームも「スコットランドヤード」と同じく日本ローカライズ版が発売されてますよ。
余談ですが、駒がちょっとかわいいです。
⑤カタン
遊ぶたびに新しい発見がある「カタン」は全世界で2000万個以上が販売された超有名ボードゲームのひとつです。
カタン島という場所にたどり着いたプレイヤーたちが、土地をどんどん開拓して素材を入手。その素材を使って道路をつくったり都市を発展させたりしながらポイントを稼いでいき、いち早く10ポイント獲得したプレイヤーの勝利となります。
サイコロを使うのでもちろん運不運もありますが、大事なのはそのプランニングと交渉力。まだ手持ち素材が少ない序盤にポイントの低い道路を作って数を稼ぐか、それとももっといい素材を溜めて都市として発展させて一発逆転を狙うか。そのためには他プレイヤーとの交渉が必要になり、一筋縄ではいきません。
その知力や交渉術を必要とするゲーム性から「子どもに遊ばせたいゲーム」としても名高いですよ。
いかがでしたか?
今日はおすすめのアナログゲームを紹介してみました。
アナログゲームは頭を働かせるだけではなく、友だちや家族とワイワイ遊べる「コミュニケーションツール」でもあります。
テレビやスマホに向かって遊ぶゲームもいいですが、たまにはサイコロの目で一喜一憂するアナログゲームも楽しんでみませんか♪
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