甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 史跡紫香楽宮跡追加指定 信楽町 大規模な掘立柱建物跡が見つかった信楽町の東山遺跡の一部が史跡紫香楽宮跡に追加指定されることになりました。 今回、史跡紫香楽宮跡に追加指定されるのは、信楽町黄瀬にある東山遺跡の一部、およそ1万4千平方メートルです。紫香楽宮は745年に聖武天皇が難波宮から遷都した宮跡で、これまでの発掘調査で内裏、大極殿、朝堂にあたる中心施設の遺構や道路の遺構などが見つかっています。 東山遺跡の発掘調査では、掘立柱建物3棟や鋳造関係と推定される遺構などが見つかりました。3棟のうち、最も大きな建物は、桁行4メートル、梁行16メートルの規模で、宮殿の中枢部にあたる宮町地区の西脇殿や東脇殿に次ぐ規模だということです。また、ほかの2棟は、およそ8メートル隔てて並行して見つかりました。 これらの3棟の建物は、南側に位置する内裏野地区から続く丘陵上にあることから甲賀市教育委員会では、大仏の造営を試みた甲賀寺に関連する施設と推定できるとしています。 なお、今回の追加指定で、史跡紫香楽宮跡の面積は、28万444平方メートルとなります。 2021年 12月 17日 一覧に戻る