甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 前挽鋸(まえびきのこ)林業遺産に認定 甲南町 甲賀市で昭和中期まで盛んに製造され、山林で使われたのこぎり、「前挽鋸」(まえびきのこ)と関連資料が、日本森林学会から林業遺産に認定されました。 前挽鋸とは縦に切るのこぎりの一種で一人でもひけるように開発され、機械化されるまでは製材用の道具として使われました。 今回、林業遺産に認定されたのは製造・流通に関する道具と資料、およそ1700点です。 前挽鋸は2015年3月に国の重要有形民俗文化財に指定され、現在は甲南町葛木の甲南ふれあいの館で展示されています。 古くから林業が盛んだった甲賀地方では、江戸時代中期から製造が始まり、明治・大正時代には一大産地となりました。昭和に入ると、林業の機械化が進み、前挽鋸は衰退していきました。 市では、これを機会に前挽鋸の価値を広くPRしていきたいとしています。 取材日 2021年 5月 26日 一覧に戻る