長年の運転で身についた癖を、コンピュータを用いて確認する運転技能診断が甲南地域市民センターで行われました。自分の運転の弱点を知ることで、未然に交通事故を防ぐ事を目的に行われた運転技能診断には、甲賀署管内に在住する高齢ドライバー８人が参加しました。
　運転技能自働評価システム・オブジェとは、ドライバーの運転行動を車・頭・足に取り付けたセンサーとＧＰＳでリアルタイムに計測し、コンピュータで具体的に運転技能を評価するシステムです。普段から使用している自分の車に取り付けて決められたコースを運転します。参加者らは、ドライバーと道案内役の２人一組になり、普段通りの運転を心掛けながら、診断を受けました。運転を終えたドライバーから、運転技能評価システム・オブジェが取り外され、即座にコンピュータが判定します。参加者らは、運転結果に基づき、自分の運転の弱点を確認して、今後の改善点について学びました。
　「普段通り」の運転を心掛けて診断をするというのが大事だということで、診断結果は皆さん、厳しいものだったと話されていました。
　春の交通安全運動の期間は終わりましたが、皆さん、安全運転を心掛けましょう。