甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 天満神社 御弓の行 水口町 水口町和野にある天満神社では、的をめがけて矢を放つ御弓の行が行われました。天満神社では、五穀豊穣を願う「御弓の行」が毎年1月25日に行われています。この神事は、文武両道を極めた、菅原道真が祭神であることから始まったとされていて、境内に張られたしめ縄に吊るされた木札には、江戸安政期1850年代からの記録が残っています。 この日は、地域の氏子らが参加し、まず、宮司が本堂で祝詞を唱えます。巫女による湯立神事が始まりました。本堂の前に並べられた5つの釜にはお湯が入っており、巫女が釜の中に米や酒を入れてお湯を撒くことで邪気をはらい、今年1年の家内安全などを祈願します。 午後4時、くじで御弓の当番に当たった3人が、古式にのっとった衣装でおよそ30メートル先の的に向かって矢を放ちます。矢は一人2本ずつ放ちます。場所を変えて3回繰り返し、的に当たれば、その年は豊作になるといわれています。 参加した氏子らは静かに呼吸を整えながら矢を放ち、今年一年の五穀豊穣を願っていました。 更新日 2021年 2月 25日 一覧に戻る