土山小学校では恒例の百人一首大会が行われ、白熱した試合が繰り広げられました。子どもたちに大会を通して日本文化に親しんでもらおうと３０年以上前から行われているものです。
　この日は、全校児童１６５名が参加し、低学年は２０枚、高学年になれば１００枚と、学年ごとに枚数を分けて試合が行われました。土山小学校によりますと、子どもたちは、国語の授業や冬休みを中心に、百人一首を学んだということで、中には、百首覚えた児童もいるといいます。試合では、先生が上の句を読むと、子どもたちが、元気よく「はい！」と声を出しながら、かるたをとったり、お手付きをして悔しがっている光景も見られ、楽しそうに日ごろの練習の成果を見せていました。
　土山小学校 立岡 秀寿校長は、「いつもなら、札をとった後に歓声が上がりますが、今年はコロナの影響で静かめに大会を行ったので、いつも以上に真剣さが感じられた」と話していました。今後は、全校児童が百首を覚えることを目標に取り組んでいくということです。