甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 101歳のちぎり絵作家 神山 幸さん 甲賀市 紫色や緑色の和紙。 それらをはさみを使わず指で一枚一枚細かくちぎり、のりで貼り付けながら絵を描いていく『ちぎり絵』。 作っているのは、神山 幸(こうやま ゆき)さん、101歳です。 和紙をちぎることで表れる繊維の毛羽立ちを利用し、他の絵画にはない独特な柔らかさを表現するちぎり絵。 お手本を参考にしながら、丁寧に貼り付け、作品を作り上げていきます。 神山さんは三重県伊賀市に生まれ、30代の頃に現在の甲賀市へやってきました。 かねてからボランティアやゲートボールなど、様々なことに精力的に活動する神山さん。 ちぎり絵もご近所さんから誘われたことをきっかけに、80歳を前に始めました。 この20年間に手掛けた作品数は、季節の植物や野菜などを題材に、大小合わせて100点以上になります。 手紙などの片隅にも、ちぎり絵を描いていたところ、その作品がアメリカに住むの知人の目に留まります。 「アメリカで日本文化を広めるためにちぎり絵の作品展をしてほしい」神山さんの作品に感動した知人から、作品展のオファーが舞い込みます。 そして今年2月、20点近い作品が海を渡り、ニュージャージー州の図書館に展示されることになりました。 またこの作品展の開催により、現地のメディアからも取材を受けるなど、神山さんの作品は広く知れ渡ることになりました。 80歳を目前にちぎり絵に魅せられた神山さん。 神山さんの作品展は3月末まではニュージャージー、5月からはマイアミで3か月間の作品展が予定されているということです。 2025年02月27日 一覧に戻る