NHK連続テレビ小説「スカーレット」の世界観を再現した旧信楽伝統産業会館の特別展が今月末で終了します。

特別展「テレビドラマの世界」は、信楽が舞台となった連続テレビ小説「スカーレット」の放送に合わせ、２０１９年１２月から旧信楽伝統産業会館で開かれてきました。

去年１０月までに１２万７千人を超える人が来館するなど、多くの人に親しまれてきました。

建物の老朽化のため、今月３０日を以て終了することになりました。

展示会終了までひと月を切った１日からは、撮影で使われたロケセットや小道具の前に張られていたチェーンを撤去。

穴窯や工房のセットの中に入り、間近で見られるようになりました

こちらは、主人公が陶芸に取り組んだ「かわはら工房」のセットです。

ドラマで登場した陶器のコップや器が並ぶほか、釉薬の調合などで使用されていた小道具が並びます。

訪れた人たちは、細部まで作りこまれたセットをじっくり鑑賞していました。

甲賀市によりますと、ドラマのセットは、特別展終了後、市内の駅や公共施設での展示などに活用できるよう、現在検討中だということです。