被災地支援などを目的とした「ピアノを贈ろう！コンサート」が９日、あいこうか市民ホールで開かれました。

このコンサートは東日本大震災をきっかけに、被災地の子どもたちのためにピアノの購入や音楽活動に役立ててもらえればと、コンサートの収益金を贈り始めたことから始まりました。

今回で１３回目となるコンサートは２部構成で、１部は甲賀市や湖南市で活動するコーラス団体、「キッズコーラス・バンビーニ」と「アフター・アワーズ・コール」の歌でスタートしました。

また「かふか合唱協会」の会長を務める、作曲家でシンセサイザー奏者の井上 政廣（いのうえ まさひろ）さんが出演し、自身のオリジナル曲やボーカロイドを使った童謡のメドレーを披露しました。

２部では、１部で歌を披露した２つの団体と、井上さんが出演する音楽劇「三つの宝」が上演されました。

芥川龍之介の児童文学「三つの宝」をベースとした話に、色々な童話や昔話のキャラクターが登場する賑やかな音楽劇です。

来場者は歌に合わせ手拍子を送るなど、会場と舞台が一体となっていました。

今回の寄付金も被災地復興や甲賀市の音楽活動支援などに充てられるということです。