歳末特別警戒の出動式が先月２９日、甲賀警察署で行われました。

歳末特別警戒は、凶悪事件の発生などが懸念される年末年始にかけて、犯罪の抑止や交通事故の防止を強化するため、毎年この時期に行なわれています。

出動式が先月２９日、甲賀警察署で行われ、甲賀市と湖南市の警察署員や管内の防犯ボランティア団体の関係者などおよそ３５人が参加しました。

出動式で岩永市長は、「一人でも多くの市民の方が、笑顔で新年を迎えられるようご尽力を頂けますようお願いします」と挨拶しました。

またこの日は、東京パラリンピックで銀メダルを獲得した、信楽町出身のパラトライアスリート　宇田 秀生(うだ ひでき)選手が、一日署長を務め、任命式が行われました。

任命式では、甲賀警察署長から任命書を受け取った宇田選手が挨拶をしました。

この後、パトカーを先導に、宇田選手や甲賀警察署長など７人が、ランニングポリスとして、市内を巡回し、特殊詐欺の被害防止や闇バイト防止を呼びかけました。

甲賀警察署管内では今年、１０月末時点で特殊詐欺被害は２０件と、去年よりも１０件多く、被害総額は、８９００万円になっています。