甲賀３霊山の一つである飯道山(はんどうさん)で６日、地元住民６４人が登山を楽しみながら清掃活動を行いました。

信楽町と水口町の境にあり、古くから地元の人たちに親しまれてきた「飯道山」。

その飯道山を美しい姿で保ち、次の世代に繋いでいこうと、ゴミ拾いをしながら山を登るイベントが今回初めて行われました。

６日、スタート地点となった貴生川(きぶかわ)小学校には６５人の参加者と山の保護活動などに取り組む飯道山観光協会のスタッフが集まり、メンバーの印である手作りのお守りとゴミ袋を手に、出発しました。

標高は６６４メートルで、山頂までの距離はおよそ５キロある飯道山。

修験道を修める信仰の山で、甲賀忍者の修行の場だったとも伝えられています。

麓から山に入ると、しばらくは歩きやすい林道が続きます。

しかし、山頂へと続く登山道の途中からは、ごつごつとした岩が転がる急な山道になります。

休憩所では、へとへとになった参加者の姿も見られました。

貴生川小学校を出発してから、およそ２時間。

杣川や貴生川周辺の街並みをはじめ、甲賀市内を一望することができる山頂に辿り着きました。

参加者たちはその後、飯道神社へ向かうと、ゴミを拾い、綺麗になった山で美味しそうにおにぎりを頬張っていました。