甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 特別展「うましうるはし日本の食事」 信楽町 古来より日本で営まれてきた食べる事の歴史、「食事(たべごと)」の文化を、美術工芸品からたどる特別展が今、信楽町にあるMIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)で開かれています。 紅葉が赤く色づきはじめた秋のはじめ、MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)で始まったのは、「うましうるはし日本の食事」と題された特別展です。 この特別展では、神様をもてなす神饌をはじめ、侍がお客をもてなす本膳料理、それに茶会で出される懐石料理など日本の「食べること」の歴史をおよそ170点の美術工芸作品とともに紹介されています。 一つの部屋をまるごと使って紹介されているのは、上賀茂(かみがも)神社の葵祭で使われている「庭積神饌(にわづみしんせん)」という特別な神饌です。 これは、外から来た神様をもてなす為のモノと考えられており、大きな唐櫃のなかには、干鮭やスルメ、海苔など13種類にも及ぶ食べ物が7段に分けて納められています。 こちらは、法華寺(ほっけじ)が所蔵する本膳料理に使われた調度品です。 繊細な蒔絵の装飾が美しい、江戸時代のもので欠けること無く一式揃っているのは大変珍しく、貴重だということです。 コチラの展示室には、豪華絢爛な屏風が並んでいます。 右手にある、青と金のコントラストが美しい屏風は、上方の河口にある遊郭の様子を描いたものです。 よく見ると、食料を搬入する船や魚をさばき刺身を作る台所の風景が描かれ、当時の食文化を垣間見ることが出来る作品となっています。 特別展「うましうるはし日本の食事」は、ミホミュージアムで12月15日まで開かれています。 2024年09月27日 一覧に戻る