甲南町新治の湿地で、葉の一部が白くなる「ハンゲショウ」が見ごろを迎えています。

「ハンゲショウ」とはドクダミ科の多年草の一種で、初夏に葉が根元の方から葉先に向かって、化粧をしたように白くなるのが特徴です。

夏至から１１日目にあたる「半夏生」のころに白くなることから名づけられたと言われています。

土地所有者の三好 隆益（みよし りゅうえき）さんによりますと、この場所におよそ４０年前からハンゲショウが繁茂してきたそうです。

栄養のある山水、そして朝と晩にしっかり日が当たる所などが住環境に適しているそうで、毎年生育する範囲が広がっているそうです。

三好さんは「県内外から多くの人がハンゲショウを見に来てくれています。数回来ていただき、葉の変化も楽しんでほしい。」と話していました。

この「ハンゲショウ」は７月末頃まで白い葉が見られ、その後は徐々に青く色づいていきます。