近江茶の統一ブランドである「「琵琶湖かぶせ」と「極(きわみ)煎茶 比叡」の原料茶選定会が12日、JAこうか本所で開かれました。

　滋賀県茶業会議所では、県内を代表する茶種・煎茶とかぶせ茶の美味しさを全国の消費者にPRしようと、近江の茶の中でも高級茶葉を厳選した統一銘柄として「琵琶湖かぶせ」を平成18年から、「極煎茶 比叡」は平成25年から販売しています。

　統一銘柄とは、その年の5月に収穫されたお茶の中から厳選した茶葉のみを使用して作られる高級茶のことで、毎年それぞれの特長にあった原料茶を選ぶ選定会が開かれています。

　今年の選定会は12日にＪＡこうか本所で行われ、県内の4社から煎茶9点、かぶせ茶8点のあわせて17点が出品されました。

　審査は「水色(すいしょく)」と呼ばれる、入れた時の色、そして香り、味、外観の4項目で行なわれます。

　この日は、選定会委員の13人が茶碗に入れられたお茶の葉を網ですくって香りを嗅ぎ、上位のお茶を選び出して点数をつけていました。

　事務局長の和田龍夫さんは「今年は天候にも恵まれ良いお茶ができました。色んな人に味を楽しんで欲しい」と話していました。

　選ばれたお茶は、9月15日から販売される予定です。