信楽町の歴史や自然を撮影した写真展が今、信楽図書館で開かれています。

　この写真展は、信楽町の写真愛好家・今井一郎さん90歳が開いたものです。

　今井さんは高校時代に写真を始めたそうですが、この写真展はおよそ70年間続けた趣味の集大成となる個展で、地元信楽町の歴史や自然など20点の作品が展示されています。

　展示作品は陶芸関係が中心で、今では少なくなっている登り窯の窯の中を赤く染める炎や、薪をくべたり、陶器を焼いている場面などがとらえられています。

　このほか、自ら山を登って撮影した信楽高原鐡道の初代車両など、懐かしい風景をみることができます。

　今井さんの写真は全てフィルムカメラで撮影されていますが、フィルムで撮った写真は色がはっきりとし、立体感がでるそうです。

　今井さんは「この写真を通して信楽町の静かな自然など、町の魅力を感じてほしい」と話していました。

　この写真展は、今月23日まで信楽図書館で開かれています。