4月から新たに開設された甲賀市佐山コミュニティセンター。

　この開設を祝う催しが4月23日に行われました。

　甲賀市佐山コミュニティセンターは、老人福祉センター佐山荘を市がおよそ7500万円かけて修繕したもので、4月に新たに開設されました。

　これまでなかったエアコンの設置、それに多目的室のフローリングや交流スペースの確保など多方面にわたり、修繕工事を行いました。

　開設イベントに先立ち、岩永市長は次のように挨拶しました。

　イベントでは、地元小佐治にある甲賀もち工房の協力でもちつき体験が行われ、開設を祝うように力強く餅をついていました。

　もちつきに続いて、京都大学の笹田昌孝名誉教授の特別講演が行われました。

　講演は「健康寿命を10年延ばして人生100年と言われる時代を活き活きと生きる」をテーマに行われました。

　笹田さんは「病気にならず健康に過ごすためには足と五感を使って運動することが大切」と呼び掛け、「たとえば、外に出て散歩するだけでも目で季節の花を見ながら耳で鳥の鳴き声を聞き、口や鼻で深呼吸して肌で風を感じると五感を使った散歩ができる」と話しました。

　参加した人たちは、健康づくりにつながるキーワードが出るとメモを取っていました。

　佐山コミュニティセンターによりますと、これまで地域の人たちが気軽に集まれる施設がなかったということですが、今後は佐山学区に住む幅広い世代の人たちに利用してもらえる地域の拠点施設として運用していきたいということです。