甲賀町隠岐(おき)で、特産のタケノコの収穫が始まっています。

　甲賀町隠岐は、粘土質の土壌で育つ味の良いタケノコの産地として古くから知られています。

　農業の活性化に取り組む団体「恵みの里 隠岐」では、管理する竹やぶで収穫し地元の特産品として出荷しています。

　「隠岐のタケノコ」は朝採れ新鮮が売りで、毎日午前6時から収穫作業を行い採れたてをその日に出荷します。

　この時期の朝はまだ薄暗く、収穫作業の前日に現場を歩いて少し地面が割れている場所に目印をつけているそうです。

　その場所から翌日にタケノコが出てくるということで、目印を頼りに専用の道具を使ってまずは周囲の土を掘り、最後に根とつながった部分を切るようにして一つずつ丁寧に収穫していきます。

　太いもので直径10㎝、長さが25㎝にもなるそうです。

　恵みの里 隠岐によりますと、先端が淡い緑色で太く短いタケノコほど柔らかく、そしてエグ味が少ないということです。

　隠岐のタケノコはJAこうかの直売所「花野果市(はなやかいち)」や伊賀モクモク手づくりファームで店頭販売されています。

　収穫作業は5月の大型連休明けまで続くということです。