甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 檜尾神社のお田植え祭り 甲南町 甲南町にある檜尾(ひのお)神社では、早乙女役の男の子が苗を植えるしぐさを披露する伝統のお田植え祭りが行なわれました。 甲南町池田にある檜尾神社では、春分の日の例大祭で農作業が始まる前のこの時期に、今年の豊作をあらかじめ祝う行事としてお田植え祭りが行われていて、市の無形民俗文化財に指定されています。 午後2時からは、早乙女役の男の子3人や天狗と翁の面を付けた踊り手を始め、関係者らが参加して拝殿でおはらいなどの祭典が行なわれました。 式典の後、天狗が扇で獅子を追い前進と後進を繰り返しながら最後に白い紙を獅子の口に入れる芸能を披露しました。 午後4時には、宮司から木製の鍬(くわ)を受け取った天狗が太鼓の拍子に合わせて会場を一周する「場所取り」が行なわれました。 続いて、天狗が木製の唐鋤(からすき)を持ち、東から西、西から東にそれぞれ3回歩いて「田打ち」と「田すき」の所作を披露し、最後に馬鍬(まぐわ)を持って同じように歩いて「代(しろ)かき」の所作を行うと田ごしらえが終わります。 この後、菅笠(すげがさ)を被った白装束の男の子3人が登場し、サカキとカシの葉を束ねたもので地面を掃くようにして本殿側へ前進したり後進しながら、「苗取り」や「田植え」の所作を披露しました。 天狗は所作を指示する役とされ、前進が苗取り、後進が田植えを表しているとされています。 田植えが終わると、天狗が木鉾(きぼこ)を振り下ろしながら、東西と南北のそれぞれの方向へ前進し、四方ばらいを行いました。 最後に天狗と翁が登場し、小鼓や扇を使って「田植えの祝い」の芸能が披露されました。 年 月 日 一覧に戻る