3月14日、市内の中学校では一斉に卒業式が行われました。
　今年は合わせて809人の生徒が学び舎に別れを告げました。

　甲南中学校では、3年生205人が門出の日を迎えました。

　13日からマスクの着用が緩和され、屋外・屋内ともに個人の判断にゆだねられたものの、ほとんどの生徒がマスクを着用して式に臨みました。

　式では、卒業生が在校生と保護者の前で中條克彦校長から卒業証書を受け取りました。

　続いて、在校生を代表して森幹太さんが別れの言葉を贈りました。

　続いて、卒業生代表の宮川明さんが3年間を振り返り後輩たちに言葉を贈りました。

　新型コロナウイルスの流行とともに始まった学校生活は、これまで経験したことのない先行きの見えない不安がありました。
　しかし、多くの制限がある中で思い出を紡いできたこの3年間は、今しかできない大切なものも残しました。

　3年4組の最後のホームルームでは、担任の中村香紀先生が思い出を振り返り、時折言葉を詰まらせながら生徒たちにエールを贈りました。

　数々の困難に打ち克った卒業生は、希望を胸に次のステージに歩みを進めました。