幅広い世代から支持されているピアニスト「ハラミちゃん」のトークライブが、2月18日にあいこうか市民ホールで開かれました。

　このトークライブは、一流のアーティストなどを招いて子どもたちに未来に向けた夢や目標を考えてもらうきっかけにする「金の卵プロジェクト」として市と教育委員会が主催したものです。

　今回は、幅広い世代から支持されているポップスピアニストのハラミちゃんが市内の小中学生ら700人に体験談などを話しました。

　4歳のときにピアノを始めたハラミちゃんは、10代の頃コンクールで結果が残せず、進学した音大でも同級生のレベルの高さに上には上がいると思い知り、挫折を味わいました。

　ピアニストの夢をあきらめたハラミちゃんはIT企業に就職しましたが、体調を崩し休職。
その頃、先輩に誘われて東京都庁に行った際に置かれていたストリートピアノを演奏し、動画を配信。
　「その時撮った動画が話題になったことが今につながった」と話しました。
　　
　また、この日はやまなみ工房のアーティストがペイントしたピアノでハラミちゃんが知られるきっかけになった曲であるRADWIMPSの「前前前世」を演奏しました。

　そのほか、子どもたちのリクエスト曲を即興で演奏する一幕も見られました。

　ハラミちゃんは「すべてのことはつながっている。今は何度失敗しても挑戦しても大丈夫」とエールを送っていました。