「人工イクラ」を使ってインテリア飾りを作る体験教室が、甲賀市くすり学習館で開かれました。

　これは、甲南高校バイオとかがく系列の生徒が授業で学んだ内容を発表する機会にしようと、くすり学習館で毎年開いているものです。

　体験教室は、「人工イクラ」と呼ばれる球体ゼリーを使ったインテリア飾り「スノードーム」を作る内容で、家族連れおよそ20人が参加しました。

　人工イクラは昆布のヌルヌル成分「アルギン酸」を塩化カルシウムの中に入れると形を保ったまま溶けない性質を利用します。

　スポイトを使って落とすとイクラのような小さなつぶつぶとした形になり、さらに色を付けるとカラフルな人工イクラを作ることができます。

　最後にプラ板に絵を描いて一緒に瓶の中に入れれば、スノードームの完成です。

　参加した子どもたちは、甲南高校の生徒に教えてもらいながら楽しんで学んでいました。

　甲南高校では、子どもたちに化学を学んでもらい地場産業や製薬業を学ぶきっかけにしてもらえればとしています。