子どもたちが甲賀市に提案や提言などを行う甲賀市子ども議会が、1月22日に行われました。

　これは、甲賀市の歴史や産業などを学び、子どもたちの考える力を育む目的で組織された「かふか21子ども未来会議」が行ったものです。

　甲賀市議会の議場で行われた子ども議会には、甲賀市内の小学5年生から中学3年生までの子ども議員18人をはじめ、岩永市長や市の担当者などが出席しました。

　第一部の議長は水口東中学校3年の山中あまねさんが務め、質疑では希望ヶ丘小学校5年の吉田紬稀さんが質問に立ちました。

　吉田さんは、ＪＲ草津線の利用客を増やすためにポスターを作ってお店や図書館などに貼ってほしいと提案しました。

　これに対して岩永市長は「誰もが目にしやすい場所にポスターを貼ることはたいへん効果的であると考えています。積極的にこのアイデアを取り入れていきたいと思います」と答えていました。

　子ども議員からは、ほかにもイラストで忍者やタヌキが描かれたご当地カップ麺を販売して甲賀市を盛り上げることができないかなど、「甲賀市をよくしたい」という思いのこもった提言が出されていました。

　満員となった傍聴席からは、保護者らが子どもたちの質問にじっくりと耳を傾けていました。