甲南高校の生徒が郷土食材を使ったオリジナル料理を考案し、商品化されるグランプリなどの発表と表彰式が行われました。

　甲南高校では生徒の斬新なアイデアを生かした取り組みをしようと、2010年から甲南パーキングエリアと土山サービスエリア、それに日本観光開発株式会社と連携し、甲賀市の特産品を利用した新メニューの開発に取り組んでいます。

　この日、甲南高校で行われた発表会と表彰式には、メニューを考案した「食と健康系列」の生徒30人が出席し一人ずつ名前が呼ばれ、賞状を受け取りました。

　このうち、グルメ部門のグランプリには木村早弓美さんの「滋賀のスタミナ丼」が選ばれました。

　甲南町の黒影米や杉谷ナスビが使用されていて、満足感たっぷりの一品です。

　また、スイーツ部門でグランプリに選ばれたのは、杉本愛莉さんの「杉谷カヌレ」です。

　生地に甲南町の杉谷唐辛子が入っていて、ホワイトチョコの甘さとピリッとした辛さが絶妙にマッチする一品です。

　生徒たちは、春頃からメニューの開発に向けて地域の特産品の学習に取り組んできたそうです。

　食と健康系列の今井あすか先生は「商品を実際に販売することで購入する人の気持ちや地域のPR方法について考えられる良い取り組みです」と話していました。

　生徒が考案したメニューは、甲南パーキングエリアと土山サービスエリアで来年一月中に販売される予定です。