忍者が戦いで用いていたとされる、少ない兵で大勢に勝つ軍法「忍夜討(しのびようち)」を再現するイベントが開かれました。

　10月22日に、水口岡山城跡で開かれた「忍夜討」。

　かつて水口城の城主・長束正家)が、関ヶ原の戦いのあと水口岡山城へ逃げ込み、山岡景友率いる甲賀衆が攻めた、「水口岡山城の戦い」を再現したイベントです。

　全国から応募した約100人が忍者隊と武将隊に分かれて忍者衣装や甲冑を身にまとい、山頂で激しくぶつかり合いました。

　スポンジでできた刀で敵の肩にあるライトを目掛けて攻撃し、点灯すると勝利。相手の木札を奪うことができます。
最後に多く相手の木札を持っていた隊が勝ちとなります。

　2ウンドを戦い、勝敗を競った合戦。
　軍配は、忍者隊にあがりました。

　夜の帳（とばり）が下りた水口岡山城跡には、お互いの健闘を称えあう勝鬨（かちどき）が響いていました。