甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 櫟野寺の秘仏公開 甲賀町 甲賀町の櫟野寺で、19日から国の重要文化財に指定されている本尊「十一面観音菩薩坐像」の大開帳が始まっています。 甲賀町の櫟野寺は、792年天台宗の開祖・最澄が延暦寺根本中堂を建立する木材を探して甲賀を訪れた際、櫟の巨木に本尊を刻み安置されたのが始まりとされています。 最澄が巨木に刻んだ観音像がこの本尊「十一面観音菩薩坐像」だと伝えられており、国の重要文化財に指定されています。 本来33年ごとに開帳される秘仏ですが、最近は春と秋に2回一般公開されていて、今月19日にその日を迎えました。 開帳を前に、18日に開かれた秋季大会式では、大般若経転読(てんどく)法要が行われ、住職が経巻をぱらぱらと一方へ落としながら、経題を大声で読み上げました。 住職によって扉が開けられると、金箔が施された穏やかな表情の菩薩が現れました。 この十一面観音菩薩坐像は平安時代に作られたとされていて、高さがおよそ3メートルのヒノキの一木(いちぼく)造りで、台座や光背を含めると5メートルを超えるそうです。 訪れた拝観者は、観音像の表情をじっくりと鑑賞していました。 特別公開は11月13日までです。 年 月 日 一覧に戻る