ノーリフティングケア「抱え上げない介護」をベースに、介護しやすい環境づくりをしようという研修会が公立甲賀病院で開かれました。

　「抱え上げない介護」とは、専用の用具を活用したり体の使い方を工夫することで、介護する人も受ける人にも負担がかからない介護のことです。

　抱え上げない介護をケアプランに導入してもらおうと、介護支援専門員を対象とした研修会が9月12日、開かれました。

　この日は、びわこリハビリステーション専門職大学の垰田(たおだ)和史教授が「腰痛を防ぐ介護」をテーマに話をしました。

　続いて、ケアセンターささゆりの介護士が介護用品の使い方や「スライディングシート」という利用者のお尻の下にシートを当てるとスムーズに位置を戻せる専用のシートの使い方などを説明しました。

　市では、介護技術を向上させ介護しやすい環境をつくるために今後も活動を続けていくそうです。