土山町の若王寺で、本尊の薬師如来をご開帳する虫干会式(むしぼしえしき)が行われました。

　土山町大野にある浄土宗の古刹・若王寺では、毎年9月8日に普段は秘仏となっている本尊の薬師如来をご開帳する「虫干会式」が開かれています。

　午後2時から本堂で行われた虫干会式には、檀信徒や寺の関係者をはじめ地元の7つの地区の区長らおよそ100人が出席しました。

　式ではご開帳の念仏が唱えられる中、本尊が安置されている厨子(ずし)の扉を静かに開けました。

　虫干会式が終わると、3年ぶりにイベントが開催され、大野出身の桂一蝶さんによる落語が披露されました。

　最後は甲南町の寺井純子さんがオカリナを演奏し、訪れた人たちは音色に合わせて口ずさみ楽しんでいました。