信楽町のミホ・ミュージアムで、9月3日から特別展が開かれています。

　今回の特別展のテーマは「中央アジア」です。

　紀元前2000年頃から中世までの中央アジアや西アジアの様子が分かる作品や、動植物をモチーフにした作品、それにシルクロードを行き来した金や銀製品の作品など、約130点が展示されています。

　こちらの作品は、6人の楽人(がくじん)がソグド人の舞踊「胡施舞(こせんぶ)」を熱狂的に演奏している様子を表現しています。
　楽人の他に、両腕を大きく広げ、旋回を始める瞬間をとらえた作品も展示されています。

　こちらは、7世紀頃から8世紀末にわたって織られた衣装を保全修整したものです。
　4色の糸で縫製され、1つの模様を作るのに24の工程が必要だということです。

　このほか、ソグド人が遺した葬具や宴会の時に使用された器なども展示されています。

　ミホ・ミュージアムの「文明をつなぐもの 中央アジア」は12月11日まで、開かれています。