甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 匠の技術と癒しの灯り 「竹灯籠」展が土山で開催 土山町 竜王町を中心に活動する竹灯籠の愛好グループ「竹工房 川部の郷」による作品展が今、土山町の東海道伝馬館で開かれています。 この作品展は、昔なつかしい風情が残る東海道伝馬館で作品を見てほっとしたひと時を過ごしてもらおうと「竹工房 川部の郷」が開いているものです。 作品は竹筒をくりぬいて作られていて、京都の清水寺や東京の雷門といった名所や花や山などの風景が描かれたデザインが訪れた人の目を引いています。 こちちの作品は、ボタンの花が描かれた扇の近くを鶴が飛んでいる様子がデザインされています。 鶴の下には水が流れていて、直径0.4㎜の穴をあけて表現されています。 作品は穴の向きによって光の漏れ具合が変わるため、鶴の翼など細かい部分は模様がつぶれてしまうことも多く、特に難しいそうです。 伊勢海老と鳳凰が描かれたこちらの作品には、透かし彫りという技法が使われています。 厚さおよそ1㎜の薄皮一枚を残して削る技法で、写りこむ光加減を調整できてより立体感ある作品に仕上がります。 作品の中には、制作に2か月程度かかるものもあるそうで、およそ20種類の刃先がある専用の道具を使って掘り進めていくということです。 川部の郷の速水建夫さんは「光を灯した作品を見たお客さんのほっとした笑顔を見るとやってよかったと思います」と話していました。 この作品展は、今月18日まで開かれています。 年 月 日 一覧に戻る