約４年をかけて開発した「土山一晩(ひとばん)ほうじ」の販売が始まり、お披露目会が開かれました。

　「土山一晩ほうじ」は甲賀市発のブランド茶で、紅茶のような味わいと香ばしい香りが特徴のお茶です。

　「土山地域で採れた茶葉を一晩寝かせてつくる」ことから「土山一晩ほうじ」と名付けられました。
　一晩寝かせることで茶葉の発酵を促進し、花香(はなか)と呼ばれる独特な香りが出るそうです。

　近年、新型コロナの影響などでお茶の消費が伸び悩んでいることから、低迷を打破しようとプロジェクトを発足しました。
　茶の産地が独自にプロデュースするほうじ茶ブランドが少ないことから甲賀市の特産品として開発をはじめ、滋賀県茶業会議所や茶農家などが協力し、約4年の年月をかけて18種類の新茶を開発しました。

　9月1日に甲賀市役所で行われたお披露目会には、滋賀県茶業会議所の岩永峯一会頭理事が登壇し、新茶のコンセプトなどについて説明しました。

　「土山一晩ほうじ」は、9月1日から小売店やJAこうかの直売所、オンラインショップで販売されています。