甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 白川神社で祇園祭 土山町 土山町にある白川神社では、疫病などから町を守るという願いを込めた恒例の「祇園祭」が行われました。 土山町南土山にある白川神社では疫病や災いをはらう神事が古くから行われていて、少なくとも1654年にハナガサ神事が行われた記録があります。 30日には常明寺で宵宮祭が行われ、ハナガサが巡行する順番を決めるくじ取り式が行われたほか、午後7時からは中嶋住職が般若心経を唱えました。 この祭りは、亡くなった方への弔い(とむらい)から始まります。 31日には本宮祭が行われ、白川神社の本殿の前で巫女による神楽の奉納が行われました。続いて、田村宮司が祝詞を奏上しました。 いよいよハナバイ神事です。この赤いボタンの花には疫病が集まり、神社に奉納し青竹で叩くことで払えると言い伝えられています。 一機のハナガサには、心花(しんばな)と呼ばれる中心の花を囲むようにその周りに30本花が付いています。 この一機のハナガサで、一年分の厄を表しているとされています。 本来は14機のハナガサが順番に巡行しますが、今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して行われ、2機が拝殿の周りを3周巡行しました。 その後、「青竹にてはらえ!」のかけ声を合図に、青竹を持った人たちが一斉にハナガサをたたいて花を奪い合いました。 例年ならこのあと神輿で町内を練り歩きますが、今年は御霊(みたま)だけが入る小さな神輿で町内の人たちに疫病が払えた報告とお祓いを行いました。 年 月 日 一覧に戻る