水口町内の特別養護老人ホームに大手製薬会社から福祉車両が贈られ、このほど寄贈式が行われました。特別養護老人ホーム兆生園に福祉車両を寄贈したのは、大手製薬会社の中外製薬です。
　中外製薬では、社会貢献活動の一環として、これまでに全国で260台を超える福祉車両を老人ホームなどに寄贈しています。

　この日、開かれた寄贈式には、中外製薬と兆生園の関係者が出席し、初めに中外製薬関西統括支店の川口謙支店長が挨拶しました。続いて、兆生園の谷口園長にゴールドキーが贈られました。
　今回寄贈された車は、ワゴンタイプの在宅福祉移送サービスカーで、車いす利用者2人を含め最大10人が乗れます。車いす利用者は全自動で乗降が可能なほか、ストレッチャーにも対応しています。また、手すりや自動のステップも備えられ、高齢者やスタッフが安全で快適に移動することができます。

　寄贈した川口支店長は、「在宅で介護を受ける高齢の方や体の不自由な方の移動手段として、幅広く活用してもらえれば」と話していました。