甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 人と動物を考える会議 甲賀市 ペットが無秩序に増え、飼い主が飼育できなくなる多頭飼育崩壊について考える会議が甲賀市役所で開かれました。 この会議は、ペットを多頭飼育している飼い主のケアについて考え、多頭飼育崩壊を未然に防ごうと、4年前から月に一度開かれています。この日は、動物愛護団体や甲賀市社会協議会の関係者ら、およそ10人が出席し、市内の多頭飼育の現状報告や飼い主のケアについて話し合いました。 滋賀県動物愛護推進員の田中ヒロヤさんによりますと、ペットの中でも猫は特に、繁殖力が高く、一匹のメスが一年で最大3回繁殖し、一回で平均5・6頭を出産するということです。さらに、 子猫は、産まれてから半年経過すれば、繁殖が可能ということで、一匹のメス猫が一年で、30頭から最大80頭まで数を増やすということです。 話し合いでは、近親交配が原因で、病気を持っている猫が多く、譲渡できずに殺処分につながるケースも確認されていることから、人権団体に協力してもらい、啓発劇で、飼い主に避妊手術の必要性を訴えるというアイディアが出されました。田中さんは「犬や猫だけでなく飼い主にとっても安心して暮らせる社会を目指して、今後も活動していきたい」と話していました。 令和3年9月27日 一覧に戻る