東日本大震災の書籍を朗読する催しが、２５日に甲南図書交流館で開かれました。

震災を語り継ぐ朗読会と題されたこの催しは、普段、高齢者や目の不自由な人などへ１対１の朗読を行う対面朗読グループ・みみずくの主催で行われました。

東北へ複数回訪問し、現地の語り部などから震災の話を聞いたメンバーが、地震を風化させてはいけないと朗読会を企画し、今回初めての開催となりました。

この日読まれたものは、震災当時小学５年生だった３人が１６歳になり東日本大震災を語った「１６歳の語り部」。

そして、本の監修を務めた中学校教諭・佐藤 敏郎(さとう としろう)さんの手記も朗読されました。

みみずくのメンバーはこの日集まった参加者に向けて、一編一編を丁寧に読み上げていました。

次回の朗読会は２月８日・土曜日に甲南図書交流館で行われます。

津波により多くの児童や教職員が犠牲となった石巻市の大川小学校。

そして、原発事故などに関する朗読が予定されています。