甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 信楽町で『MUレーダー』の見学ツアー 信楽町 信楽町の山奥にひっそりと立つ京都大学の研究施設、信楽ⅯU(ミュー)観測所で5日、一般の人が参加できる見学ツアーが開かれました。 広大な敷地を埋め尽くす、475本もの巨大なアンテナ。 これは、信楽町神山にある京都大学生存圏研究所、信楽MU観測所の世界最高性能を誇る大気観測レーダー「MU(ミュー)レーダー」です。 5日、観測所で開かれたのは、毎年1回開かれているMUレーダーの見学ツアーで、県内外からおよそ160人が訪れました。 ツアーでは、生存圏研究所の山本(やまもと)衛(まもる)所長が特別講演を行い、MUレーダーが現在の天気予報に使われていることや、GPSや赤道大気レーダーの開発などにも展開していることなどを説明しました。 講演の後は、敷地内にある施設や設備を見学しました。 観測所では、MUレーダーはもちろん大気を図る様々な設備が企業や団体の意向で設置されていて、参加者は興味津々の様子で説明を聞いていました。 そのなかでも、目玉となったのはやはりMUレーダーのアンテナ群の見学です。 1秒間に2500回レーダービームの方向を変え、対流圏から超高層の大気層までの膨大なデータを観測するMUレーダー。 規則正しく配置されたアンテナ群を前にした、壮大なスケールの話に、参加した人たちは始終圧倒された様子でした。 ツアーの最後には、世界各地で毎日決まった時刻に行われている気球を使った気象観測の体験が行われ、参加した人たちは滅多に観ることができない光景に胸を躍らせていました。 2024年10月05日 一覧に戻る