甲賀町の里山で1月17日、油日小学校の児童が甲賀市の花「ササユリ」を植える活動を行いました。

　油日小学校区の甲賀町滝区では、近年減少傾向にある甲賀市の花「ササユリ」を地元の里山に再生させようと15年前からササユリの里づくり事業に取り組んでいます。

　17日に行われたササユリの里事業体験では、油日小学校6年生の24人が学校近くの里山にササユリの球根を植えました。

　植えられたのは、去年6月に鹿深夢の森を主会場として開催された「全国植樹祭」の時に飾られた花の球根です。

　児童たちはこれまで、地域の取り組みやバイオテクノロジーによる球根培養などを学んできました。

　里山で球根を植えたあと学校に移動し、校内にあるビオトープにもササユリの球根や種をまきました。

　植えたササユリは今年の6月頃に開花する予定で、種からまいたササユリは開花に6年から7年かかるそうです。

　油日小学校の村木校長は「貴重な体験に子どもたちが真剣に取り組んでくれて良かった」と話していました。