甲賀町の佐山小学校で、恒例の書初め会が開かれました。

　1月5日に開かれた書初め会は、佐山学区自治振興会、佐山小学校、そして夢の学習が5年ほど前から開いているこの時期恒例の行事です。

　今年は3年生から6年生の児童12人が参加しました。

　指導にあたったのは、地元で書道の指導をする和田佳代子さんです。

　八つ切りの用紙にたっぷり墨を含んだ筆を走らせ、あらかじめ考えてきた文字をしたためていきます。

　にじみやかすれを意識して表現すると、勢いのある立体的な作品に仕上がるそうです。

　続いて、大きな硯(すずり)で墨をすって今年の干支「うさぎ」の文字をしたためます。

　こうして年のはじめに墨をすることを「初硯(はつすずり)」というそうです。

　最後は、こちらも恒例のリレー書道。
　子どもたちが筆をつないで、大きな「癸(みずのと)卯(う)」という文字をしたためます。

　十二支や十干は数や方角だけでなく、それぞれ独自の意味を持っています。

　今年の十干である「癸」は「春の間近でつぼみが花開く直前である」という意味だと言われています。

　子どもたちが心を込めて作り上げた作品は、学校の玄関に飾られるということです。