甲賀市内の出来事やイベント行事などをいち早くお届けします! ※こちらの記事は、甲賀市内の出来事やイベント行事などをお届けしているあいコムこうかオリジナル番組にてこれまでに放送した内容をウェブ用に再編集してお届けしています。 「古民家再生プロジェクト」総合調査 土山町 宿泊施設としての運用を予定している土山町の古民家で、耐震診断やロボットを使って基礎の状態を確認する総合調査が甲賀市では初めて行われました。 土山町瀬ノ音にあるこの古民家はこれまで2年半空き家でしたが、購入者が決まり宿泊施設として運用されることになりました。 そこで12月13日、床下や室内のシロアリの生息状況、それに木材が腐っていないかなどを確認する総合調査が行われました。 調査を行ったのは、一般社団法人全国古民家再生協会滋賀県連合会です。 全国古民家再生協会は、古民家を地域の資産として後世に残し有効に活用してもらうため、古民家の耐震診断や鑑定を行っています。 県内で長浜と米原を中心に活動していて、甲賀市では初めての取り組みです。 この日は、遠隔操作できる4輪走行のロボットを使って床下の状態を確認しました。 ロボットの映像はスクリーンに映し出され、シロアリの生息状況や木材がどれだけ水分を含んでいるか、それに基礎の状態確認などが行われました。 また、古民家鑑定士の調査では古民家の所有者への聞き取りをはじめ壁や床に触れて状態を確認するなどして、建築物としての価値を判定しています。 昭和25年以前に建てられた古民家は、建築基準法では建築物として認められておらず、古民家鑑定士の調査などで文化的価値を付ける必要があるそうです。 全国古民家再生協会によりますと、総合調査費用はおよそ30万円ですが、このうち上限の5万円まで県から補助金がおりる仕組みだということです。 この日調査された古民家は、都会に住んでいる人に田舎暮らしを体験してもらえる宿泊施設として来年春頃からの運用が予定されています。 年 月 日 一覧に戻る