保護された猫の新しい飼い主を探す譲渡会が、土山町のへき地カフェ「ミハルカス」で開かれました。

　この譲渡会は、保護された猫の里親探しを行うなど県内で猫の保護活動に取り組む「しっぽ救援隊」が開いたものです。

　4日に開かれた譲渡会では、生後一年未満の子猫などおよそ10匹が集められました。

　飼い主になることを希望する場合は、猫の飼育が可能な物件に住んでいるかや体調管理に責任を持てるかなどをスタッフが面談し確認した上で、譲渡の手続きに入るということです。

　しっぽ救援隊は、県内で猫の保護活動を10年前から行っていて、年間およそ100匹を譲渡しています。

　このうち野良の親猫は、捕獲したあと数が増えないように避妊手術をして元いた場所に返し、生存確率の低い子猫は保護することが多いそうです。

　保護された猫の中には、民家に入り込んで繁殖しその後多頭飼育崩壊で引き取った猫もいるということです。

　しっぽ救援隊によりますと、県内でも甲賀市は特に野良猫に餌を与えて避妊手術をせずに数が増える事例が多いということで、「飼い主のいない猫の数を減らしていきたい」と話していました。