稲穂で巨大な絵を描いた水口町牛飼の田んぼアートで16日に稲刈りが行われました。

　稲刈りが行われたのは、信楽焼のつぼを持ったタヌキが手裏剣に驚くかわいらしい姿を表現したこちらの田んぼアートです。

　色合いの異なる5種類の稲で描かれていて、16日の稲刈りには県内外からおよそ200人が参加しました。

　家族連れら参加者は鎌を手に持ち、ぬかるんだ田んぼに入って足を取られないように気をつけながらひと株ひと株丁寧に刈り取っていきました。

　絵柄を消さないように気を付けながら刈り取られたのは、ヒヨクモチという品種のもち米です。

　実行委員会によりますと、今年は生育状況こそよかったものの想定を超える気温の高さと雨の影響で色づきは例年に比べて劣るということです。

　また、今年は稲を刈り取ってすぐにコンバインで脱穀を行う初めての取り組みにも挑戦したということで、作業効率の向上につながったそうです。

　刈り取ったもち米は、乾燥させたとあとJAで販売されます。