7月31日の甲賀市青少年活動安全誓いの日を前に、甲賀市青少年育成市民会議の研修会が行われました。

　平成19年7月31日、甲賀市教育委員会が実施した高知県・四万十川での野外体験講座で、参加した小学生二人の尊い生命が奪われる事故が発生しました。

　市と教育委員会では事故を教訓とし、二度と起こさないよう毎年7月31日を「甲賀市青少年活動安全誓いの日」に定めています。

　23日に忍の里プララで開かれた研修会には関係者約180人が出席し、市の教育委員会から安全管理の取り組みについて報告されたほか、基調講演が行われました。

　講師をつとめたのは、学校教諭として約20年の経験を持ち、現在はライフジャケットの着用や水辺の安全について啓発活動を行う森重裕二さんです。

　甲賀市出身で、事故当時は教員として市内で働いていたという森重さんは、時折涙で言葉を詰まらせながら安全対策の必要性を訴えかけていました。