「しがらき火まつり」で使われる松明の材料支給会が、信楽陶器工業協同組合で行われました。

　地域住民らが松明に火をつけ、愛宕山の山頂にある陶器神社を目指して歩く「しがらき火まつり」。

　新型コロナウイルスの影響などで中止が続いていましたが、今年、5年ぶりに開催されます。

　祭りで使われる松明は、奉納する人自らが作ることになっていて、7月の第一日曜日に、材料の支給会が行われます。

　会場には、松明に使われる竹や、火をつける部分の木端板(こわいた)という木の板が準備され、訪れた人たちが積み込み作業を行いました。

　竹の下準備は、あらかじめ実行委員会のメンバーによってされており、持ち帰った人は、木端板と布をこの間に差し込み、崩れないように、針金や荒縄で締めていきます。

　当日は、この松明に火をつけ、肩に担いで練り歩く人の姿で、沿道は幻想的な雰囲気に包まれます。

　「しがらき火まつり」は、今月23日に開かれます。